金銭渡してりゃあ人身売買でしょう

それがたとえ、善意の報酬だったとしてもね。
「「人の夢摘む根拠を」…代理出産で向井亜紀さん」
 日本学術会議が16日、代理出産を「原則禁止」とする一方で、限定的な試行を認める報告書を法相と厚生労働相に提出した。代理出産で子供を授かりたいと考える人にとっては厳しい内容だ。米国での代理出産の経験が今回の議論のきっかけともなったタレントの向井亜紀さんに聞いた。
 向井さんは報告書について、「自分と血のつながった赤ちゃんを抱きたいと思う人の夢を摘み取るなら、摘み取るだけの根拠をきちんと示してもらいたい」と反発する。そして「立法化に向けては当事者の声を十分に吸い上げて議論してもらい、救済する道をつくってほしい」と訴えた。
(中略)
 15年に米国での代理出産で双子を授かった。その後、日本で親子関係を認めてもらうための届けをしたが、最終的に最高裁で出生届受理は認められないとする決定が出た。今回の最終報告書も最高裁の決定に沿って、向井さんではなく「代理母」を法的な母とする内容になっている。
(中略)
 向井さんは「これから代理出産を考える人を迷わせないためにも、法的に親子関係がないと宣告された私たちのような家族だって、一つ屋根の下で楽しく暮らしていけることを証明できるよう丁寧に生きていきたい」と話している。(産経新聞
結局のところ、この向井某が喚いているのは、戸籍に実子と書けないということが原因なんですよね?
届出の時点で特別養子と記載しておけば、実子にできるところを、あくまでも届出の時点で実子と突っぱねたから喚いているんですよね?
 
・2004年1月22日、夫妻揃って東京都品川区役所に双子の出生届を提出。届は出産していない向井を「母親」とする「実子」とするもので、分娩者を母親とする日本の戸籍法の解釈から区役所側は法務省に判断を仰ぐとしてこの日は書類を受理せず、「預かり」の形となった。これに関し、向井は「すべてを(役所の)対応にまかせます。2人がすくすく育ってくれれば、(国籍や戸籍上の関係が)どうなろうと、家族が同じ地球の上に一緒にいることには変わりない」とインタビューに答えた。
・2004年6月、双子の出生届は不受理に。法務省は「日本では産んだ女性が母親。向井さんを母とは認められない」と指摘。しかし、「日本国籍は認める。養子とする方法もある」などとして、子供の国籍は認め、かつ子を養子に入れることを薦め、向井らに出生の経過についての書類の提出を求めた。
・向井・高田夫妻は出生届不受理決定を不服とし、東京家裁へ処分取り消しを申し立てる(東京家庭裁判所 平成17年(家)第844号 市町村長の処分に対する不服申立事件)が、翌年2005年11月、東京家裁は申し立てを却下。向井側が東京高裁に即時抗告した(東京高等裁判所 平成18年(ラ)第27号 市町村長の処分に対する不服申立却下審判に対する抗告事件)。この理由について向井は自身のHPで「実母として認めてほしいとは言っていない。子供たちに説明できる納得のいく(不受理の)理由を教えてほしいだけだ。」と語っている。
要点だけ引っ張り出すと、『向井は「すべてを(役所の)対応にまかせます。2人がすくすく育ってくれれば、(国籍や戸籍上の関係が)どうなろうと、家族が同じ地球の上に一緒にいることには変わりない」とインタビューに答えた』ということが…
『双子の出生届は不受理に。法務省は「日本では産んだ女性が母親。向井さんを母とは認められない」と指摘』という役所のアクションに対して…
『向井・高田夫妻は出生届不受理決定を不服とし、東京家裁へ処分取り消しを申し立てる』という行動に出て、あまつさえ、『この理由について向井は自身のHPで「実母として認めてほしいとは言っていない。子供たちに説明できる納得のいく(不受理の)理由を教えてほしいだけだ。」と語っている』というわけなんですよね。
役所に任せるっつっておいて、何でこういうことが言えるのかと、俺としてはそう思いました。
ということで、この向井某の喚きっぷりのベクトルがおかしいので、軽く問題点を持ってきたわけなんですが…
何でコイツがここまで持て囃されるのかなっていうのが、正直わからないんです。
だって、喚いていたのは「代理母出産の是非善悪」ではなく、「実子か特別養子」かってところですから。
 
要は、代理母出産なんてものは、札束で人のツラを引っ叩いてやっている以上は、社会的に理解は得られませんよってところです。
人身売買ですから。
 
 

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